〜大使命の始まり〜
キーンコーンカーンコーン
終礼のチャイムが鳴る
和樹「あ〜やっと終わった、さっさと帰・・・」
教室のドアの前に同級生の明日香が立っている
明日香「今日は林導くんと私が当番だったよね?」
和樹「ワリィ、今日はある約s・・・」
明日香「前もそういって逃げなかったかな〜?」
和樹「うっ・・・・・(汗」
明日香「はい、掃除掃除」
結局30分ほど掃除をされられた
和樹「(明日香が命令ばかりしてた様な・・・)」
明日香「何か言った?」
和樹「いえ、なんでも」
まあそう言いながら和樹は帰っていく
でも何故か明日香は学校に残っている
和樹「どうした?お前帰らないのか?」
明日香「う、うん、ちょっとやることがあってね」
和樹「ふ〜ん、じゃっ」
和樹は帰っていく
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家に着いた
ピーンポーン
和樹「いつものように普通に帰ってきて普通な生活をすごす、平凡すぎるなぁ・・・でもそれが良いのか・・・?」
智恵「おっかえりぃ〜☆お兄ちゃん」
和樹「(そして毎回妹が奇怪なお帰りコールを出す・・・)」
「はいはい、」
智恵「はいは一回」
和樹「はいはいはいは・・・」
バシッ
和樹「ぎゃ〜」
智恵「からかってるの?」
そしてたまにこんな感じになる
智恵「今日はね今日はね、なんとなくクッキー作ったの」
和樹「(ゲッ、前回は同じようなパターンでケーキ食って腹痛起こしたことがあったな・・・)」
「うんうん、わかった、あとで食べるよ」
智恵「うん、」
和樹「ところで泡立てたりするのをやったかい?」
智恵「クッキーは泡立てないよ」
和樹「(うっ、、、しまった、、、前回のあまりの凄さに)」
と、言うのも無理は無く砂糖と塩を間違え泡立てが足りなかった上に焼き具合も悪かったのである
そこへ明日香が来た
明日香「自分の家の玄関の前で何やってるの?」
和樹「うわっどうしてここに来た?」
明日香「どうしてって、帰る道こっちで通りかかったらこういうことで」
和樹「まあとにかくちょうど良かった」
と、いうと明日香に耳打ちする
和樹「妹が作ったクッキー食ってくれよ」
明日香「あ、うん」
食べたところ異常はなさそうだ
明日香「んじゃあね」
と、見送った後安全そうなクッキーのほうに目をやると1枚も残ってない
和樹「く、クッキーは?」
智恵「さっきのお姉ちゃんが全部取ってったよ」
和樹「なに・・・・?」
「・・・・・・・・」
智恵「残念でした♪」
和樹「・・・・・」
智恵「でも今度また作ってあげるよ」
和樹「え、本当!?」
智恵「多分」
和樹「まあいいや、ところで・・・」
智恵「何?」
和樹「そこどいてくれないと家にはいれん」
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その後色々とあって9時くらいになった
智恵「じゃあ私寝るね〜」
和樹「どうぞご勝手に」
「さて、今から面白い番組が・・・」
「そういえば今日は特別番組が何とかで中止とか何とか・・・」
「まあ、別に良いや、寝よ」
その後和樹は不思議な夢を見る
???「助けて・・・」
「貴方たちしかいない・・・」
「この・・世界を・・・」